「ギガホームゲートウェイ」には、「省エネ」ボタンがついています。 「省エネモード」動作時は無線LAN機能が停止するほか、LANポートの通信速度が制限されます。インターネットご利用時には、「省エネ」ボタンはOFFにしておきましょう。省エネボタンを押すとON,OFFが切り替わります。
LANケーブル・イーサネットケーブル・・・・言い方は違いますが、同じ物です。コンピュータとインターネットを「有線」で繋げるために必要なケーブル・・・程度の理解でOKです。
LANケーブルの形状は、このような形です。ケーブルの色は写真のように「青」とは限らず、「赤・黄・白色」などがありますが違いはありません。電話線にも似ていますが、比べるとケーブルも太く、先端は一回り大きな形状になります。
現在、家電量販店などで販売されている「ほぼすべて」のLANケーブルは、一般的な光ファイバー接続の最大速度である1000Mbps(1Gbps・ギガビット)に対応しています。しかし、過去に購入したLANケーブルはその限りではありません。光ファイバー接続を利用しながら、接続スピードが100Mbpsを超えない場合、まずはケーブルの種類を確認してみましょう。
今ご使用しているケーブルをご覧ください。
使用しているケーブルが、写真のように「CAT5e」「CAT6」と書いてあれば、1000Mbpsのスピードに対応したケーブルになります。もし「CAT5」などになっている場合は、1000Mbpsのスピードで光回線が来ていても、ケーブルの仕様上100Mbpsに制限されてしまいます。
また、ギガスピード対応の接続機器である「ギガホームゲートウェイ」と「ONU(光回線終端装置)」をつなぐLANケーブルも「CAT5e」以上が使用されてなくてはいけません。ONU本体のLEDランプ(ホームゲートウェイランプ)がオレンジ色に点灯していれば、OKです。
速度低下の要因となるのは、LANケーブルだけではありません。お使いのパソコンのLANポート(LANケーブルの差し込み口)が「1000BASE-T」に対応している必要があります。
A お使いのパソコンのLANポートを確認する方法
パソコンの背面・側面に、写真のような「差し口」があります。ここに「1000BASE-T」と書いてあればOKですが、書いていないケースも多々あります。そのときは、パソコンの取扱説明書の仕様一覧を確認しましょう。こちらのLAN関係(もしくはイーサネット関係)の項目に「1000BASE-T」とあればOKです。
B パソコンで確認する方法
Windows搭載パソコンの場合の確認方法
[デバイス マネージャー]画面の[ネットワークアダプタ]で確認することができます。
「1000BASE-T」や「Gigabit」などと表示されていればOKです。
[デバイス マネージャー]画面を開く方法
<Windows 8の場合>
<Windows 7の場合>
<Windows Vistaの場合>
[スタート]ボタン→[コンピュータ]を右クリック→[デバイスマネージャー]を選択
<Windows XPの場合>
[スタート]ボタン→[マイコンピュータ]を右クリック→[プロパティ]→[ハードウェア]タブを選択→[デバイスマネージャー]を選択
Windows以外のOS搭載パソコンの場合の確認方法
申し訳ございませんが、メーカー様サポート窓口へご確認ください。
ホームゲートウェイの背面には3~4個のLANポートがついています。ハブはLANポートを増やすための機器で、より多くのパソコンなどを接続する場合に使用します。
ハブも含め、ルーター、PLCモデムなどもギガビット対応が必要です。本体に「1000BASE-T」などが記載されていればOKです。もし書いていない場合は、取扱説明書をご確認、またはメーカーに問い合わせてみましょう。
無線LANなどの通信機器を経由した通信の場合、ご利用になる機器の仕様(規格)に準拠した接続スピードになります。更に親機と子機(パソコン側)の仕様差があった場合には低い方の機器の仕様に依存してしまいますので、まずは仕様をご確認ください。
また、無線LAN親機については、以下の通り設置場所を変更することによって接続スピードが改善する場合があります。
パソコンに表示されているアンテナの状況により、電波の強さも確認してみましょう。
無線LANの速度イメージ
例)親機と子機の仕様(規格)が異なる場合
例:親機(送信)側が速い規格でも、子機(受信)側が遅い規格だと速度は落ちる。
「IEEE802.11n」と言われる規格が、現在一般的です。「n」の部分が、「a」や「b」により伝送速度が変わります。規格別の通信速度の目安は右表の通りです。
なお、親機と子機で規格が異なる場合は、低い方の通信速度に制限されてしまいます。それぞれの説明書をご覧になり、速い方の機器に合わせる事で、スピードアップの可能性も高まります。速度を優先したい場合は、親機・子機ともに11n対応の機器を使用するのがおすすめです。
実際の通信速度(実効速度)は、理論値のおおよそ1/3~1/2程度となります。(お使いの環境によって変動します)
無線LANはとても便利なものですが、有線タイプのLAN接続に比べて、接続スピードは低下する傾向にあります。
無線LANをお使いの方で速度が遅いと感じた場合、一度有線タイプのLAN接続に変更して、接続スピードを比べてみましょう。
パソコンの性能によっては、CPUの処理能力やメモリ容量、ハードディスクのアクセススピード等の不足により、十分な接続スピードが出ないことがあります。
数年前のモデルの場合には根本的な解決にはならないことが多いようですが、下記作業によりパソコン本体の動作を軽くすることで、速度が改善される場合もあります。
またパソコン搭載のOSやブラウザの種類、バージョンによっても十分な速度が出ないことがあります。 少なくともバージョンについては自動アップデート機能を使うなど、常に最新のものをお使いください。
セキュリティソフトは、常にパソコンに届いたデータを確認し、危険がないかどうかをチェックしていますので、どうしても通信速度の低下に繋がってしまいます。
特にパソコンの性能が十分でない場合に起こり得やすい事象ですが、セキュリティソフトの種類や設定によっては通信速度を改善できる場合があります。
一次的にセキュリティソフトを停止(もしくはアンインストール)した状態で計測し、あまりにも速度が低下しているようであれば、セキュリティソフト自体の見直しを行うか、設定などを販売元に相談してみましょう。
また、セキュリティソフトに限らず、何種類もの常駐プログラムが起動している場合は、これらを終了してから速度を計測してみるのもよいでしょう。詳しくはパソコンの取扱説明書などをご覧ください。
ウイルスやスパイウエアにも注意が必要です。これらの不正なプログラムの中には、気付かないうちに大量のデータを送受信し続けるものが少なくありません。普段から、パソコンのセキュリティには十分注意するよう心がけましょう。
ブラウザとはインターネットの閲覧に欠かせないソフトですが、過去に閲覧した画面や入力した文字などを保持するしくみがあり、これらを削除したり初期設定に戻すことで速度が向上することがあります。
Windows7のブラウザ(IE8)の場合でご説明します。
インターネット一時ファイルの削除およびCookieの削除
ブラウザのメニューバーにある「ツール」をクリック、「インターネットオプション」を開き、「全般」タグの中にある、「閲覧の履歴」の「削除」を選択。
ブラウザ設定を「既定値」に戻す
ブラウザのメニューバーにある「ツール」をクリック、「インターネットオプション」を開き、「セキュリティ」タグを表示。
本サービスはベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではなく、お客さまのご利用環境、回線の状況などにより大幅に低下することがあります。
またご利用のパソコンによっては、上り下り最大1Gbps(1000Mbps)の速度を実現できません。