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サッカー日本代表戦、試合当日の選手たちの様子をVRで追体験!

2019.6.25

Sports

2019年6月9日、ひとめぼれスタジアム宮城で、キリンチャレンジカップ2019「SAMURAIBLUE(日本代表) VS エルサルバドル代表」が行われた。大勢のサッカーファンが詰めかけた本試合は、「2-0」の大勝利。若手の代表選デビューもスタンドを沸かせた。

日本代表選手たちの舞台裏を撮影したVR 映像

そんな歴史的試合の開始前、スタジアムに集まったファンたちに向け、JFA、キリンホールディングス、KDDIの三社はVRコンテンツ特設ブースで、サッカー日本代表にちなんだ限定VR映像を提供した。タイトルは『The Blue -勝利に向けた日本代表戦の舞台裏』である。

このVR映像は、日本代表選手たちの舞台裏を撮影したものだ。VRゴーグルを装着すると目の前に広がるのは、スタジアムに移動するバスの車内やユニフォームが積まれたロッカールーム、選手専用の室内練習場など、一般では立ち入れないエリアばかり。代表選手たちが談笑したり準備体操したりと、思い思いに過ごしている姿が映し出されていた。

映像の終盤、カメラは選手たちの列に混じって、そのままスタジアムに入場する。見上げると、まばゆい光に包まれたスタジアムの観客席が広がっている。選手たちが試合前に目にしているものと全く同じ光景に、その瞬間は視聴している自分も選手の一員になったかのような気分を体感できた。

VR映像を楽しむサッカーファンたち

今回のVR映像に、訪れたサッカーファンたちは大興奮。「ピッチに入る選手たちを送りだすシーンで涙した」「試合前の緊張感が伝わってくるようだった」「(カメラに視線を合わせてくる選手たちを観て)こちらが見つめられているような気分がして嬉しかった」など、アンケートには熱いコメントが寄せられていた。また会場で初めてVRを体験したという子どもたちも多く、VR映像の迫力に声を上げて喜ぶ姿も印象的だった。

このプロジェクトを仕掛けたのは、ビジネスインキュベーション推進部 次世代ビジネス推進グループリーダー・舘林俊平だ。そこで、VR映像の制作過程やVR・5Gといった先端技術がもたらす未来のビジョンについて、詳しく話を聞いた。

VRが試合本番のテンションをより高めてくれる

KDDI ビジネスインキュベーション推進部 次世代ビジネス推進グループ 舘林俊平
KDDI au次世代ビジネス推進グループ 舘林俊平

そもそも今回のプロジェクトは、サッカーファンたちに試合前の待ち時間をより楽しんでもらえるようにするのが目的だった。舘林によれば、企画段階でVRを使用するという方針は決まっていたものの、どんな映像を制作すればいいのかが悩みのタネだったという。

「せっかくであれば、サッカーファンの方々が試合前にテンションを上げられるようなVRコンテンツを提供したいという思いがありました。そこで、JFAに協力をいただいて、3月22日のキリンチャレンジカップ2019『日本代表VSコロンビア代表』の試合当日の様子を、できる限り長く撮影してもらうことになりました」

当日は360度カメラを頭上に取り付けたスタッフが、選手たちの周囲をグルグルと移動して、撮影が行われた。

「カメラマン役を普段から日本代表につきっきりのスタッフの方にお願いしたため、身近な距離感で自然な選手たちの姿を映し出せましたね。結果的に普段我々が目にすることのない選手たちの貴重な姿を捉えられました」

コードレスVR機器

完成したVR映像は、舘林たちが開発を行った「VR同時視聴システム」により、コードレスVR機器を装着するだけで約20人ずつが一斉にVR視聴できるように調整された。なるべく多くの人が気軽にVR体験を楽しめるように工夫したという。

「VRの魅力は没入感と臨場感です。まるで自分がフィールドの上にいるような気持ちを味わえれば、観戦のテンションも高まります。今後5Gが導入されれば、同時接続で視聴できる人数も増える上、高画質でのリアルタイムストリーミングも可能になるでしょう。例えば、今回のラストの入場シーンを観客席でリアルタイムに観られれば、より感動は深まると思います」

バーチャル×リアルで、新たなエンターテイメントを生み出す

舘林は今後、スポーツや演劇、音楽ライブなどと、VRを掛け合わせて活用していきたいと語る。

「これまでVRコンテンツは仮想空間内だけで全ての娯楽が体験できるようにべきだと考えていたのですが、さまざまな企画を練るうちに、シチュエーションごとにゴーグルを着けたり外したりする形でも、いろんな視点で楽しめることに気づきました。そのような方法が発展すれば、エンターテイメントの枠組み自体が大きく変わるでしょう」

また、バーチャル空間内に現実の場所や出来事を丸ごとアーカイブとして保存することにも興味があるという。

「例えば、試合の歴史的瞬間をVR空間内にそのまま保存して、いつでも再現できるようになれば、未来の世界でものすごい価値になると思います。これからは、いろんな場所や空間をいつでも気軽に見に行けるタイムマシーンのような役割をVRが担ってくれるかもしれません」

来たる5G時代に向け、VRはどのような新しいエンターテイメントが生みだすのか、その発展と進化に注目していきたい。

文・堀田隆大

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