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渋谷の街を美術館に! 5G時代の新しいアートの楽しみ方

2019.11.29

Entertainment

KDDI・渋谷区観光協会・渋谷未来デザインの3社により立ち上げられた、「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」。

テクノロジーを駆使し渋谷の街をより面白くしていくために立ち上げられた本プロジェクトによる最新の取り組みが、渋谷のナイトタイムエコノミーについて考える渋谷区共催のイベント「WHITE NIGHT WEEK SHIBUYA」に合わせ開催された。

XRで楽しむことができるアート展「INVISIBLE ART IN PUBLIC」だ。

11月8日から10日の3日間、SHIBUYA CAST.にて開催されたこの企画は、「NEWVIEW AWARDS 2019」のファイナリストによる25作品と、アワードのキービジュアルを担当するアーティストのKhayah氏による作品をXRで楽しむというもの。

そもそも「XR」とは、仮想現実を指すVRや拡張現実を意味するAR、複合現実のMRなど、現実世界と仮想世界を融合させるさまざまなリアリティ体験の総称だ。

「INVISIBLE ART IN PUBLIC」では、街の姿を変えぬままに、XR技術により物理的制約から解放されたアートを展開。日常生活にアート作品を溶け込ませることで、あらゆる人が作品を自由に観賞・評価・支援できるプラットフォームを目指す。

XRだからできる、物理的制約のないアート展示

「INVISIBLE ART IN PUBLIC」の来場者はiPad端末を受け取り、「STYLY」というアプリを起動させる。そしてSHIBUYA CAST. GARDEN内に貼られたマーカー(QRコード)を順路に沿ってスキャンしていくことで、敷地内の風景をバックグラウンドに次々と現れるデジタルアートを楽しむことができる。

「INVISIBLE ART IN PUBLIC」の様子
「INVISIBLE ART IN PUBLIC」の様子

まず、1つ目のマーカーをスキャンすると、参加する全25作品がサムネイルのような形で表示される。

「INVISIBLE ART IN PUBLIC」の様子

次に2つ目のマーカーでは、それらの作品がSHIBUYA CAST. GARDENに水晶のように浮かぶ。さらにその水晶をタップすると作品に合ったさまざまな色が空間に彩られる。

「INVISIBLE ART IN PUBLIC」の様子

3つ目のポイントでは、それらの水晶が展示会の会場に飛び立っていくようなイメージで動き出し、展覧会の告知が表示され……。

「INVISIBLE ART IN PUBLIC」の様子
「INVISIBLE ART IN PUBLIC」の様子

4つ目をスキャンすると「街をアートロードのように変えられる」というメッセージを表現した、Khayah氏のアートが浮かび上がる。

「INVISIBLE ART IN PUBLIC」の様子

このように自らの動作と連動してさまざまなXRアートが現れるので、端末を持ちながら敷地内をつい動き回りたくなるという仕掛けだ。XRの技術を用いることで、街中や施設の中でも物理的な制限を気にせずにデジタルアートの展示ができるようになる。

5Gが浸透した未来の、アートや街を考える

KDDIは、これまでにも「au Design project」の運営や「MUTEK」の共催など、アート・デザイン分野のシーンの盛り上げに力を入れてきた。

加えて、「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」の立ち上げを発表した9月の「渋谷5Gエンタメテック会議 Vol.1」でも、パネリストのくっきー!氏とのディスカッションの中で「渋谷の街自体を美術館にできたら」というアイデアが浮上。こうした背景から「INVISIBLE ART IN PUBLIC」は生まれた。

こうした新しい表現方法で、鑑賞者や作り手にはどんな変化が起こるのだろうか? 「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」メンバーとして、渋谷を舞台にした5G時代の体験創出に継続的に関わっているKDDIの水田修は以下のように語る。

KDDI サービス本部 プロダクト開発1部 プロダクト2グループ マネージャー 水田修
KDDI サービス本部 プロダクト開発1部 プロダクト2グループ マネージャー 水田修

「端末をかざさないと見えないからこそ、場所を選ばずさまざまなところに作品を置くことができます。美術館に日頃行かない人とってはアートに触れるきっかけが増え、作り手にとっても今までは展示することができなかった場所を使えるので表現が広がります」(水田)

今回の「INVISIBLE ART IN PUBLIC」は、クラウドからコンテンツを配信し、たくさんの人が同時に同じ体験ができることや、アーティストが満足できるクオリティで高品質なコンテンツを配信することが可能になる5G時代を見据えた施策だ。

さらには、街を題材にどれだけ新しいコンテンツが生まれるのか? と、コンテンツの表現方法を拡張するものとして考えたという。

同じく水田が担当する、音のARサービス「Audio Scape」(渋谷の街中で“音のAR ”スタート!「Audio Scape」で広がる可能性)における「音」然り、「INVISIBLE ART IN PUBLIC」における「ビジュアル」然り、渋谷の街にさまざまな要素を重ね合わせている。

「ここで行なっている、『適切な場所やタイミングで情報を掴むことができる環境づくり』ということは、通信キャリアが今まで携帯電話のスクリーン上で行ってきたことを、現実世界の街に落としこむような取り組み。今後も5Gが一般に浸透した未来がどうなるかをわかりやすく提示していきたい」(水田)

「渋谷5Gエンタメテック会議 Vol.2」開催。新たな施策が生まれる?

「WHITE NIGHT WEEK SHIBUYA」内では、「5G時代 ーデジタルテクノロジーが見据えるエンターテイメントの未来ー渋谷5Gエンタメテック会議 Vol.2」も開催。

左から、宇川直宏氏、KDDIビジネスアグリゲーション本部アグリゲーション推進部 部長 繁田光平、Naohiro Yako氏、クリエイター集団・CEKAI 井口皓太氏
左から、宇川直宏氏、KDDIビジネスアグリゲーション本部アグリゲーション推進部 部長 繁田光平、Naohiro Yako氏、クリエイター集団CEKAI 井口皓太氏

この会議は、宇川直宏氏、Naohiro Yako氏、クリエイター集団CEKAIの井口皓太氏、KDDI繁田光平の4人が、5G時代の渋谷で実現したいアイデアをディスカッションするというもの。

登壇者それぞれが抱く渋谷の街の思い出を語った上で、渋谷のカルチャーの変遷や5Gに至るまでのネット文化の変遷を振り返っていった。

「5G時代 ーデジタルテクノロジーが見据えるエンターテイメントの未来ー渋谷5Gエンタメテック会議 Vol.2」の様子

その振り返りを踏まえて、渋谷が音楽やクラブカルチャーの源泉である点や、ネット文化の進化によりネットがリアルの世界に交わっていった点が総括された。

ディスカッションでは、5G時代にできることとして「ライブの空間や、ライブで味わった感覚など、『生物的な意味合い』の体験を遠隔でも共有できるシステム」「ハロウィンのような大人数が集まる渋谷のイベントや、渋谷スクランブル交差点のような場所に世界のどこからでも入り込むことができるようなコンテンツ」など、さまざまなアイデアが議論された。

さらに、より直近の可能性としては宇川氏が代表を務めるライブストリーミングスタジオ「DOMMUNE」を5Gでアップデートできるのでは? との話題に。KDDIの繁田は「5G設備をすぐにお持ちします!」と答え、アイデアの実現に向けて動き出す予感を感じながらトークは締めくくられた。

また、宇川氏は「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」の一員でもある渋谷未来デザインと共に「DOMMUNE」をさらに進化させたスタジオ「SUPER DOMMUNE」を、渋谷PARCOにて11月22日にオープンさせるという新たな取り組みも始めている。

これらの動きが絡み合って、次にどのような新しい5G時代の体験が生まれるのか?引き続き当サイトでレポートしていく。

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