緊急通報位置通知
情報料 | 無料 |
通信料 | 無料 |
携帯電話から緊急通報(110番、118番、119番)を発信すると、通話を開始した時に使用した基地局情報をもとに、近隣の緊急通報受理機関に接続されます。(例えば警察の場合、発信された場所により警視庁または各道府県警本部の指令台に接続されます。接続先の決定には基地局情報のみを使用し、端末のGPS情報などは使用しません。)
「緊急通報位置通知」とは、携帯電話からの緊急通報(110番、118番、119番)の際、通話が接続された緊急通報受理機関に対して、発信された場所に関する情報を自動的に通知する機能です。
通知される位置情報
緊急通報を行う状況によって、通知される位置情報が異なります。
発信する携帯電話の機種 | 位置情報の種類 | 備考 | |
(1) | 「緊急通報位置通知」対応機種 | GPS測位情報 | 発信場所によってはGPS測位方法を利用できない場合があります。その場合は、基地局情報での通知となります。 |
(2) | (1) 以外 | 基地局情報 (緊急通報時の基地局の住所や電波到達範囲などから算出する位置情報(注1)) |
- 位置情報の精度は、数100m~10,000m程度となります。また、実際の位置とは異なった位置情報が通知される場合があります(遠方の基地局電波を受信した場合など)。
その他
位置情報の非通知について
「184」を付加して緊急通報(110番、118番、119番)をダイヤルした場合、または携帯電話で「発信者番号通知」を "通知しない(非通知)" に設定して発信した場合、緊急通報受理機関に位置情報は通知されません(注2)。ただし、緊急通報受理機関が人の生命などに差し迫った危険があると判断した場合には、同機関が発信者の位置情報を取得する場合があります。
- 携帯電話で「発信者番号通知」を "通知しない(非通知)" に設定して発信した場合でも、緊急通報受理機関に位置情報を通知する機種があります。詳しくは携帯電話の「取扱説明書」をご覧ください。
口頭による発信場所の通知のお願い
緊急通報位置通知が導入された後でも、お客さまの発信場所や電波の受信状況により、緊急通報受理機関が正確な位置を確認できないことがあります。必ず口頭で、お客さまの発信場所や目標物などをお伝えくださいますよう、ご協力をお願いします。