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TEAM auの伊藤ふたば

【TEAM au インタビュー】伊藤ふたば 今年こそ結果を残したい

昨夏の国際大会を終え、スポーツクライミング界が新たなシーンへと突入した2022年、W杯シーズン開幕前の3月にTEAM auの各メンバーにインタビューを実施。今年4月に20歳の誕生日を迎える伊藤ふたばにはプロ転向と東京での1人暮らし、今シーズンに懸ける想いを聞いた。

一定の手ごたえを得たBJCとLJC

まずは2022年の国内開幕戦となったボルダリングジャパンカップ(※ 以下BJC)についてお聞きします。ボルダリング国内一を決める大会で6年連続表彰台となる3位でした。

「少しケガが続いていて、調整の仕方や登り方が変わってきている中で大会の感覚を取り戻したり、今シーズンのW杯に向けて改善点を見つけたりする大会にできたらと思っていました。『優勝したい』と大きく気合いを入れていたわけではありませんが、もちろん結果は残したいと思っていて、続いていた表彰台を今回も逃したくないというプレッシャーもありました」

※ジャパンカップは日本山岳・スポーツクライミング協会が主催する各種目の国内一を決める大会。毎年行われ、その年の日本代表選考も兼ねている

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3位となったことで、最低限の目標はクリアしたと見てよろしいでしょうか?

「満足しているわけではないですが、一定の手ごたえはありました。詰めの甘かったところを突き詰めていけば、きっとW杯でもやれるんじゃないかという感覚がありましたね」

第17回ボルダリングジャパンカップの表彰台に上がったTEAM auの伊藤ふたば
2022年2月に行われた第17回ボルダリングジャパンカップでは3位となり、6大会連続で表彰台に上がった(写真:窪田亮)
「登り方が変わった」ということですが、具体的には?

「ケガをしにくいようにいい姿勢(背筋を伸ばすなど)で登ることをすごく意識しています」

それは誰かにアドバイスをもらったり、他の選手の登りを参考にしたりしていますか?

「というよりは、自分自身で試行錯誤しながらという感じです」

ボルダリングにおける自身の長所と短所を挙げるとするならば?

「長所は全体的に得意、不得意の偏りがなく、バランスの良いところかなと思います。短所は強いフィジカル能力が求められる動きですかね。やったことのある動きはできるんですけど、初めての動きはやや苦手で、コーディネーション系(※)がうまくいかないこともあります」

※クライミングにおける動き方(ムーブとも言う)の1つ。手足等を連続して繰り出すダイナミックな動き

BJCの翌週にはリード国内一決定戦のリードジャパンカップ(以下LJC)が行われ、2年ぶりの決勝進出で6位。手ごたえのある結果だったのではないでしょうか?

「リードはここ数年伸び悩んでいて、自信をなくして迷走していた時期もありました。そこから自分に合った登り方を模索して、大会でも実力をしっかり出せるようになってきました。そういう意味でも成長を実感できた大会でした」

第35回リードジャパンカップ女子決勝課題を登るTEAM auの伊藤ふたば
BJCの翌週に行われた第35回リードジャパンカップでは状態の良さを感じさせ、2大会ぶりに決勝進出を果たした(写真:窪田亮)
終盤になってもあまり疲労を感じさせず、持久力が向上した印象を受けました。

「昨年の10、11月頃、オーストリアのインスブルックにあるクライミング施設で、とても長い壁でトレーニングすることができました。(地元・岩手県の)盛岡にいた時は(リードの壁は屋外にあったため)寒さで冬にしっかり登り込みができなかったので、昨年のオフシーズンはそれができたことが大きかったと思いますね。W杯シーズンが始まると(大会や遠征が続くため)登り込むトレーニングはしづらくなるので、なるべく調子を下げないよう調整していきたいです」

プロ転身と上京。理想は「強くてかっこいい女性」

昨年春に高校を卒業され、プロクライマーとしての活動がスタートしました。

「自分の中では『プロになりたかったからなる』という特別な想いがあったわけではなくて、やりたい道を進んでいたら『自然とプロになった』という感覚でした。だから最初はプロに対して強い意識を持ちながらやっていたわけではなかったんです。でも思っていた以上にプレッシャーを感じる部分があって、大きな成績も残せていないし、今の状況を不安に思うこともありました。そういった経験を経て、多くの方々にサポートしていただいているからには誰かのために頑張りたいという気持ちもちろんあるんですけど、プレッシャーにうまく対応するためにも一番は『自分自身のために頑張ろう』と思うようになりました」

プロになるとともに盛岡から上京されました。1人暮らしの生活はいかがですか?

「最初の頃は帰宅したら家事もして......というのが大変だったんですけど、だいぶ慣れてきて今では手際良くできるようになってきました」

よく作る料理はありますか?

「豆腐ハンバーグはよく作りますね。ヘルシーな食事など栄養バランスに気をつけて、大会前はほとんど自炊しています」

インタビューに答えるTEAM auの伊藤ふたば
上京しておよそ1年。今の生活について聞いた
オフの日はどのように過ごすことが多いですか?

「家にいることもあるんですけど、最近はコーヒーにハマっていて、カフェめぐりをすることもあります。特に浅煎りが好きで、豆を買いに行くこともあるんですよ。自宅で挽いて、ドリップして」

都会の環境には慣れましたか?

「もともと中学生ぐらいから1人で練習しに東京に来ることがあったので、最初から"別世界"という感じではなかったんですけど、でもかなり慣れたと思います」

伊藤選手が15歳の時に取材した際には、東京の苦手なところとして「駅が広過ぎてわからない」ことを挙げていましたね(笑)。

「よく使うルートならもう乗り換えを調べなくていいようになって、駅の位置関係も把握できるようになりました(笑)」

笑顔を見せるTEAM auの伊藤ふたば
東京での1人暮らしにはすっかり慣れたという
1人暮らしをするようになり、あらためて親の存在のありがたさを感じたのではないでしょうか?

「疲れて帰ってきてもご飯が用意されていたり、毎日家族4人分の洗濯をしてくれていたりしたと思うと、本当にありがたかったんだなと思えます。自分でやることでその大変さが身に染みてわかります」

実家を離れたことで黒柴の愛犬・ワムくんと会う機会も減ってしまったのではないでしょうか?

「頻度は減ってしまいましたが、LJC後に帰郷したら尻尾をフリフリさせて、大歓迎してくれました(笑)。久々に会った時のほうが喜んでいましたね(笑)」

いずれまた動物を飼いたいですか?

「今は海外遠征に行くことが多く、独りにさせてしまう時間が長くなるので飼えないんですけど、昔から動物が好きですし、競技を引退したら一緒に過ごせる時間が増えると思うので、そうしたら飼いたいなと思っています。ゴールデン・レトリーバーとか、大きい犬を飼ってみたいですね」

高校卒業後、髪色が明るくなりましたよね。

「若いうちにしかできない髪色に挑戦したいなと思って、明るくしました。今は自分のやってみたい色にできているので、次はどうしようかな?と悩んでいるところです」

悩むこと自体も楽しいのでは?

「楽しいですね(笑)。大会前になると髪色を変えて気分を上げたくなります」

インタビューに答えるTEAM auの伊藤ふたば
「若いうちにしかできない」と高校卒業後に髪を染めた。今の髪色は「以前よりも落ち着いた」のだとか
2018年1月にTEAM auへ加入してから4年が経過しましたね。

「『TEAM au』のイメージはクライミング界で定着してきていると思います。(同じTEAM auの野口啓代さんの実家にある)『au CLIMBING WALL』もありますし、サポートされていることを強く感じているので『もっと頑張ろう』と思えます」

TEAM auの先輩でもある野口さんが競技から引退されたことについてはどう感じていますか?

「大会中は一緒にウォーミングアップやオブザベーションをしたり、競技中も隣で登ったりということがあったので、それがなくなるとやっぱり寂しさがありますね」

その野口さんは同じTEAM auの楢󠄀﨑智亜選手と結婚されました。

「とてもおめでたいことですよね。啓代ちゃんから結婚のことを直接伝えてくれて、私も『おめでとう』と話しました」

伊藤選手は今年の4月25日で20歳を迎えます。ハタチになったらやってみたいことはありますか?

「以前は日本代表のみんなで国際大会の後に打ち上げのような感じで飲みに行くことがあって、でも私は20歳前だったので参加できていませんでした。なのでお酒が飲めるようになったら、機会があれば参加したいです」

まずはお酒を飲んでみたいと。

「W杯のシーズンが終わったら啓代ちゃんともゆっくり飲みに行けたらいいですね」

理想とする女性像はありますか?

「『強くてかっこいい女性』ですかね」

ボルダリングウォールを登るTEAM auの伊藤ふたば
14歳でボルダリングジャパンカップを制した伊藤も、今年で20歳。「強くてかっこいい女性」を理想に掲げる
誰か思い浮かぶ方はいますか?

「アーティストのAwich(エイウィッチ)さんです。アメリカで結婚、出産されたんですけど、お子さんが幼いうちに旦那さんが亡くなられてしまって、今は日本でシングルマザーとして音楽活動をされています。Instagramもフォローしているんですけど、本当に強くて、美しいママといった感じで。曲もかっこいいんですよ。夜に行われる彼女のライブは20歳以上でないと行くことができないので、これも20歳になったらやってみたいことの1つです(笑)」

4月からW杯が開幕「全戦に出場する予定です」

話を競技に戻します。4月から各国を転戦し、各種目第7戦まで行われるW杯シリーズが始まります。今シーズンはどのような年にしたいですか?

「国際大会ではあと少しで良い成績に届くという状態が続いているので、今年こそはという気持ちが強いです。ボルダリングは表彰台や優勝を狙っていきたいですし、リードも初めての決勝に進みたいと思っています。ボルダリング、リードともにW杯は全戦に出場する予定です」

現在の大きな目標は2024年の国際大会出場でしょうか?

「そうですね。狙っていた日本開催への出場ができずとても悔しい思いをしたので、次こそは絶対に出場したいという気持ちです。来年に選考大会が行われることを考えると、今年1年間をどう過ごすかが大事になると思っているので、頑張りたいです」

ボルダリングウォールを登るTEAM auの伊藤ふたば
2022年はボルダリング、リードともにW杯全戦に出場予定。2年後の国際大会に向けて両種目のレベルアップを図る
その国際大会に昨夏出場した野口さんから何かアドバイスはもらいましたか?

「大きなプレッシャーの中で自分のパフォーマンスを発揮する難しさがあり、空気感が他の大会とは全然違うということを聞きました。自分も観戦してそう感じたので、実際に戦った選手はそれ以上に強く感じていたんだなと思いましたね」

最後に「今年は自分のここに注目してほしい」というポイントがあれば教えてください。

「安定感のある登り方に変わってきたと思うのでそこに注目してほしいですし、リードの実力もついてきている実感があるので今年はリードでもW杯の決勝を戦っている姿を見せられたらと思います」

ボルダリングの課題を見つめるTEAM auの伊藤ふたば
「今年こそ結果を残したい」と意気込む彼女の登りに要注目だ

※掲載内容は2022年3月時点の情報です。

取材・文:CLIMBERS編集部
写真:永峰拓也
撮影協力:B-PUMP 荻窪店

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