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TEAM auの楢󠄀﨑智亜

【TEAM au インタビュー】楢󠄀﨑智亜 常に成長を続けたい

昨夏の国際大会を終え、スポーツクライミング界が新たなシーンへと突入した2022年、W杯シーズン開幕前の3月にTEAM auの各メンバーにインタビューを実施。日本代表のエースとして君臨する楢󠄀﨑智亜にはボルダリングジャパンカップ初優勝、競技以外の活動などについて聞いた。

「ホッとした」BJC初優勝

2月に行われたボルダリングの国内一を決めるボルダリングジャパンカップ(※ 以下BJC)での初優勝、おめでとうございました。振り返るとどのような大会でしたか?

「ありがとうございます。昨夏の国際大会で『勝つべきところで勝つ』という気持ちの作り方の面での弱さを感じました。勝てる実力はあっても勝てていなかった大会でまず勝ちたいと思っていたので、その第一歩として良かったと思います」

※ジャパンカップは日本山岳・スポーツクライミング協会が主催する各種目の国内一を決める大会。毎年行われ、その年の日本代表選考も兼ねている

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2016年にボルダリングのW杯シリーズ年間優勝と世界選手権優勝に初めて輝いてから、国内の頂点に立つまでおよそ6年。その道のりはいかがでしたか?

「BJCに出始めてから数えるともう10年近くになりますが、ずっと成長し続けられていると感じています。今回のBJCでは良かった点もありつつ、反省点のほうが多かった。戦っては自分自身でフィードバックするということを常に繰り返しています」

ボルダリングジャパンカップの表彰台に上がったTEAM auの楢󠄀﨑智亜と藤井快
第17回ボルダリングジャパンカップの男子決勝で唯一の全完登を果たし、大会初優勝。藤井快(右)も3位に入り、TEAM auの2人が表彰台に上がった(写真:窪田亮)
BJCでの良かった点、悪かった点を挙げるならば?

「決勝でのムーブ(※)の選び方や時間の使い方など、落ち着きという意味ではすごく良かったと思います。悪かった点としては、まだ自分の動きの癖をなくし切れていなかったですし、予選で集中し切れていなかった部分もありました。全ラウンドを通して戦う集中力も体力もあると自負しているので、初めから全力でいくべきだったと反省しています」

※クライミングにおける動き方、テクニックの総称。静的なスタティックと、動的なダイナミックなどに分かれる

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W杯など海外大会での優勝とBJCでの優勝。うれしさに違いはありますか?

「うれしさに違いがあるというか、ホッとしたという感じです。これまで3年連続2位で、しかもどれも勝てる可能性がある大会だったので、本当にホッとしましたね(笑)」

インタビューに答えるTEAM auの楢󠄀﨑智亜
「ホッとした」表情で念願のBJC優勝を振り返った
BJCの翌週に出場したリード国内一決定戦のリードジャパンカップ(以下LJC)では予選の2課題でまさかのミスが続き、昨年の世界選手権ファイナリストが準決勝進出も叶わず敗退という形となってしまいました。

「あそこは自分の悪い部分が出たというか、以前のコンバインドジャパンカップ(コンバインド種目の国内一決定戦/以下CJC)でも同じミスをしていたらしくて」

予選2本目の課題でのミスはロープをクイックドロー(安全確保支点)に続けざまにかけようとした際に1回目が完全にかかり切らず、そのまま次のクイックドローにかけてしまうというものでした。

「CJCの時は、そのミスがあっても決勝に進めていたこともあって忘れてしまっていたので、どんな時でもミスしたことは常に頭に入れて反省しないといけないと思い知らされました。トレーニングをかなり積んでいましたし、コーチや応援してくれている人たちにも悪いなと思ったので、ああいうミスが二度と起こらないようにしたいです」

楢󠄀﨑選手のことをあまり知らないという方に向けて、あらためてご自身の長所と短所を説明してください。まずはボルダリングからお願いします。

「長所は『ダイナミックさ』と『勝負どころで攻めるスタイル』です。短所は......なくなってきました(笑)」

毎年苦手を埋めていくことに取り組まれていますよね。

「そうですね。今年のW杯は良い感じになるんじゃないかなと思っているんですけど......。短所は慢心しやすいことですかね。『うまくいった』となるとどこか気を抜いてしまうんです」

ボルダリングウォールを登るTEAM auの楢󠄀﨑智亜
楢󠄀﨑が得意とするダイナミックな登り
リードでの長所、短所を教えてください。

「ボルダラーとしての突破力という部分は一番強いと思っています。その力を落とさずに、短所である持久力や腕がパンプしてきてからのムーブの選び方といったまだまだ経験が浅い部分を伸ばしていきたいと思っています」

野口との結婚、動画編集......。楢󠄀﨑智亜のオフの姿

競技以外の話も伺います。あらためて(同じTEAM auに所属する)野口啓代さんとのご結婚おめでとうございました。昨年夏の入籍以降、何か変化はありましたか?

「ありがとうございます。一番は啓代が(大会で)登らなくなったことですね。以前はお互いにアドバイスをし合ったり、僕が彼女のための課題を作ったりしていました。今はそれがなくなって啓代が僕に『こういうプランでトレーニングしたら?』とか『今はこういう課題を練習したほうがいいんじゃない?』というふうにアドバイスをくれる形になったので、そこが大きな変化ですかね」

BJCの予選後には野口さんから叱咤激励の言葉があり、楢󠄀﨑選手も「気合が入った」と話していましたよね。あらためて彼女はどんな存在ですか?

「本当に頼りになりますね。僕より競技者としても人としても厚みがありますし、油断をするような性格ではまったくない。『これだとまずいんじゃない?』とか、常に悪い状態になった時のことまで想定してくれるので、そういった意味でいつも刺激をくれるというか。僕はポジティブにいってしまいがちなので」

その野口さんと、同じTEAM auで弟の明智選手、池田雄大選手との4人で現在YouTubeチャンネルに動画を投稿しています。反響はありますか?

「ボルダリングジムに行くと『見てます』とか『ムーブ解説の動画を観たらできるようになりました』といった声をよくかけてもらえるので、うれしいですね」

これまで投稿した動画の中で印象に残っている企画はありますか?

「面白かったのは懸垂をどこまで続けられるかという企画と、(日本代表選手である森)秋彩ちゃんとのリードの持久力対決ですね。低負荷の持久力勝負になると秋彩ちゃんに勝てる人間はいないだろうと思っていて、その確認をしたかったんです。そうしたら案の定、勝てませんでした(笑)」

笑顔を見せるTEAM auの楢󠄀﨑智亜
最近は"YouTuber"としても活動中。大会では見られないオフの表情を垣間見ることができる
動画の編集は池田選手と楢󠄀﨑選手でされているそうですね。

「最近は2人で半々の割合でしています。テロップも僕がガンガン入れていますよ(笑)」

大変ではないですか?

「大変ですけど、もともとレストの日に何か有意義な過ごし方がないかなと思っていて、YouTubeチャンネルであればクライミングの普及にも繋がるし、ファンの方々と繋がることもできる。いろいろとプラスになるし良いなと思って始めたものなので、楽しくやっています」

動画の編集方法は独学で学んだのでしょうか?

「そうですね。編集ソフトの使い方など、YouTubeの動画で学んでいます。トップYouTuberの動画も観るんですけど、『ここでこういう色を使うんだ』など、勉強になりますね」

今後やってみたい企画はありますか?

「How to系は続けていこうと思っていて、それに加えて毎月ゲストクライマーを呼んでいきたいと考えています。これからの動画投稿も楽しみにしていてください」

クライミング以外にハマっていること、興味のあることはありますか?

「朝の散歩、ゲーム、カメラですね。カメラは機材集めから撮影編集も大好きで、啓代のInstagramにアップされる写真はよく自分が撮ったり編集したりしています」

最近ではクライミングチョークのプロデュースやボルダリングジムの監修といった競技以外の活動にも積極的ですよね。

「単純に良いものを作って、みんなが喜ぶものを提供したいという気持ちがあります。一般のクライマーと自分とでは感覚がまったく違う中で、意見を聞いたり、反響をもらったりするとよりみなさんと"繋がれている感"を感じられます」

ボルダリングの課題を見つめるTEAM auの楢󠄀﨑智亜
クライミングの普及のため、競技以外の様々な活動に積極的に取り組んでいる

3度目のW杯年間王者へ 「格段に強くなった自信がある」

昨夏の国際大会出場後、クライミングを知らない一般の方から声をかけられる機会は増えましたか?

「都内に行くとよく声をかけられるようになりましたし、Instagramのフォロワー数も16万人を超えて、マイナー競技の中では多くなってきたのかなと思っています」

その国際大会での経験を今後どう生かしていきたいですか?

「あれだけのプレッシャーの中で登った経験はこれまでの人生でもなかなかないですし、そこで戦ったということ自体にまず自信を持ちたいです。そこまでの過程も含めたすべてが次に生かせるのではないかと考えています」

2年後に向けての意気込みを聞かせてください。

「次こそは金メダルを獲りたい。常に成長をし続けて、最高の状態で出場したいですね」

ボルダリングウォールを登るTEAM auの楢󠄀﨑智亜
悲願の金メダルへ。楢󠄀﨑は成長を続けていく
2016年のTEAM au結成から6年が経ち、今年も所属先としての活動が続きます。

「昨夏の国際大会が終わったことでスポーツシーンが落ち着いた印象があり、僕もメダルが獲れなかった。そんな中でもクライミングを応援し続けてくれることはクライミング界にとっても自分にとってもすごくありがたいことです。強いメンバーばかりですし、これからもTEAM auのみんなで高め合っていきたいですね」

野口さんの実家にはauのサポートで建てられた『au CLIMBING WALL』があります。

「あの壁のおかげで今の自分があると言えるほど、ほとんど毎日登らせてもらっています」

今の練習頻度は?

「週に4、5回です。ボルダリングがメインで、リードは週に1回ぐらいですね」

4月からW杯が始まります。今シーズンの出場予定を教えてください。

「ボルダリングW杯は全戦に、7月のワールドゲームズ(米国・バーミングハム)にはリード種目の日本代表として出場します。それと今年は10月に国体が栃木県(楢󠄀﨑選手の出身県)で開かれるので、少しでも地元を盛り上げられたらということで弟の明智と一緒に出る予定です。明智とペアを組むのは少年の部で経験がありますが、成年の部では初めてなので楽しみにしています」

TEAM auの楢󠄀﨑智亜、明智兄弟
弟の明智とは同じTEAM auに所属。大の仲良しで知られている
今シーズンの目標はありますか?

「3度目のボルダリングW杯年間チャンピオンと、ワールドゲームズの優勝です。ワールドゲームズはチャンスが1回しかないので、その1回をしっかりと勝ちにいきたいですね」

最後に「今年は自分のここに注目してほしい」というポイントがあれば教えてください。

「昨年と比べて格段に強くなっている自信があるので、そこをファンの方々にお見せしたいです。SNSやYouTubeなどにも力を入れているので、最近は以前よりもみなさんの応援の力を感じられています。引き続きこれからも応援よろしくお願いします」

笑顔を見せるTEAM auの楢󠄀﨑智亜
向上心の絶えない楢󠄀﨑の挑戦をこれからも応援したい

※掲載内容は2022年3月時点の情報です。

取材・文:CLIMBERS編集部
写真:永峰拓也
撮影協力:B-PUMP 荻窪店

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