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TEAM au 藤井快が4度目V!/第16回ボルダリングジャパンカップ

TEAM au 藤井快が4度目V!/第16回ボルダリングジャパンカップ

1月30日・31日、第16回ボルダリングジャパンカップ(BJC)が駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場(東京都世田谷区)で行われ、TEAM auの藤井快(28)が自身の男子最多優勝記録を更新する4度目の栄冠に輝いた。

BJCはボルダリング強国・日本の国内一決定戦で、昨年のW杯日本代表など優先出場権を持つ選手と「SPORT CLIMBING JAPAN TOUR 2020」を勝ち抜いた選手のみが出場できる。昨夏に競技引退を予定していたため、昨年2月の前回大会でBJCの舞台から去るはずだったTEAM auの野口啓代(31)だが、引退が1年延期となったことでこれが"2度目の最後"のBJCとなり、高い注目を集めた。野口はこれまで第1回大会から全てに出場し、11度の優勝を誇っている。また今大会は新型コロナウイルスの影響により無観客で開催された。

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無観客で行われた予選の様子。

30日の予選には藤井、野口に加え、同じTEAM auの楢崎智亜(24)、楢崎明智(21)、前回女王の伊藤ふたば(18)が登場。5人全員が準決勝に進出できる20位以内に入り、中でも完登者が少ないハードな展開となった男子で3完登した藤井が首位通過となった。

翌31日の準決勝では思いもよらない展開に。第2課題でゾーンなしに終わったことが大きく響き、野口が7位で決勝にあと一歩届かず。2015年大会以来2度目の準決勝敗退で、最後のBJCを終えた。野口の敗退直後には、親交の深い伊藤が目に涙を浮かべるシーンも見られた。決勝には楢崎(智)、藤井、伊藤と3人のTEAM auが進出した。

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まさかの準決勝敗退で最後のBJCを終えた野口啓代。

準決勝から2時間ほどを空けて始まった女子決勝。野口不在で迎えた中、伊藤が第1課題のコーディネーションムーブを卓越したボディバランスで決め、1トライで完登し首位発進する。第2課題では先頭の森秋彩(あい=17/茨城県山岳連盟)が連続完登し、伊藤もそれに続くかと思われたが、初手に手こずってしまう。ゾーンにも届かなかった伊藤を尻目に、予選・準決勝1位通過の野中生萌(23/XFLAG)がテクニックとパワーを駆使してTOPホールドに到達。会心の一撃で首位に浮上した。

第3課題は森が足場の不安定さを感じさせない巧みなバランス感覚で緩傾斜壁をクリア。残りの5名が未完登に終わったため、今度はただ1人の3完登となった森が首位に。2位以下に1完登以上の差をつけて、大きなアドバンテージを得ることに成功する。最終第4課題で完登すれば優勝の森は、ゾーンから立ち上がって掴むゴール取りを綺麗に決めて一撃。準決勝6位からの逆転で、自身初のBJC制覇を決めた。伊藤は2連覇こそならなかったが、3位となって5年連続での表彰台入りを果たした。

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決勝を登る伊藤ふたば。5年連続での表彰台となった。

女子に続けて行われた男子決勝は、第1課題の1番手・藤井に1トライ目からトラブル発生。昨年のエキシビションマッチ「Top of the Top」での出来事と同じように、不安定な姿勢から落下し着地をした際に左ひざを負傷してしまう。長い間座り込んだ藤井だが、競技を続けるうえでの支障は少なかったようで、トライを再開。するとムーブを見事に修正し、軽快な動きでTOPホールドを手中に収めた。

藤井は第2課題で1トライ目失敗時に苦痛の表情を浮かべるも、2トライ目には左足を頻繁に使うこの緩傾斜課題をスルスルと登り頂点まで駆け登った。第1課題を完登していた緒方良行(22/無所属)、楢崎(智)も連続完登し、藤井とゾーン獲得に要したアテンプト数まで並んだ楢崎(智)が準決勝順位へのカウントバックで首位に浮上した。第3課題にも左足を軸にゴールへのムーブを生み出すパートが用意されていたが、藤井は負傷を感じさせずに一撃で制圧。緒方、楢崎(智)も再び完登を記録する。

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最終課題を1トライで仕留めた藤井快。その雄姿は多くの感動を呼んだ。

そして最終第4課題。完登に要したアテンプト数の差で楢崎(智)を抜いて首位に再浮上していた藤井は、左つま先を器用に使って体を安定させながら130度の強傾斜課題を進んでいく。ゾーンを獲得してゴール前まで迫ると、最後は雄たけびを上げながらダイナミックにTOPホールドを捉える魂の一撃。この時点で残りの選手に優勝の可能性がなくなったため、藤井の3年ぶり、自身の持つ男子最多記録を更新する4度目の優勝が確定した。

2021年からプロに転向した藤井はその初戦を見事に優勝で飾り、完登に要したアテンプト数で藤井に及ばなかった楢崎(智)は2位。男子はTEAM auのワンツーフィニッシュとなった。

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楢崎智亜は2位でフィニッシュ。

藤井快選手 コメント

「(決勝の)1課題目でバランスが悪いまま落下してしまい着地で怪我をしてしまった。昨年の『Top of the Top』ほどの痛みはない。決勝は課題が自分に合っていて、登りやすかった。出場する大会全てに勝つつもりでいるので、今年はまずそれが達成できてよかったと思う」

楢崎智亜選手 コメント

「決勝はパワフルな課題が多く、どれも気が抜けなかった。各課題に登り方の選択肢がたくさんあり、迷ってしまった。優勝を狙っていたので残念だったが、自分の中では感触がいい。このままトレーニングを続けていけばもっと強くなる感じがある」

楢崎明智選手 コメント

「BJCはW杯とは違う特別な緊張感があり、苦手意識が強い大会だが、今回は苦手なフィジカル系課題で手応えがありそのマイナスイメージが少し減った。今までテクニック系課題だけ登れ、残りは太刀打ちできない感覚だったので、最近のトレーニングで能力が伸びたことを実感できた。もちろん最終順位には満足できていない。今後フィジカル強化を継続し得意なスラブやテクニック系も並行で練習すれば、平均順位が上がりそうなので楽しみ」

伊藤ふたば選手 コメント

「決勝内容は反省点ばかりだった。純粋に悔しいという思い。動きにくくて苦手だった2課題目を登れず、そこで崩れてしまい、4課題目まで引きずってしまった。(野口)啓代ちゃんが決勝にいないのはすごく寂しい。これからも自分ができなかったことをできるようにしていきたい」

野口啓代選手 コメント

「気持ちが足りなかった。完登できる課題を1トライ目に落とす能力や、修正力が落ちていると感じる。日々の練習で強くなっている実感はあるが、コンペの課題を一撃する力を練習で付けるのは難しい。反省点がたくさんあったので、今夏に向けて克服していきたい」

女子決勝

1位:森 秋彩(17/茨城県山岳連盟)/4t4z 13 13
2位:野中 生萌(23/XFLAG)/2t4z 3 11
3位:伊藤 ふたば(18/TEAM au)/1t3z 1 8
4位:中村 真緒(20/青山学院大学)/1t3z 5 4
5位:谷井 菜月(17/橿原学院高等学校)/1t2z 2 4
6位:石井 未来(20/愛知県山岳連盟)/0t1z 0 1

男子決勝

1位:藤井 快(28/TEAM au)/4t4z 6 5
2位:楢崎 智亜(24/TEAM au)/4t4z 9 7
3位:緒方 良行(22/無所属)/4t4z 12 10
4位:天笠 颯太(20/日本大学)/2t2z 7 5
5位:石松 大晟(24/Base Camp)/0t2z 0 3
6位:原田 海(21/日新火災)/0t2z 0 3

※左から順位、氏名、大会開催日時点の年齢、所属、成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数
※同成績の場合は前ラウンド順位の高い選手が上位(カウントバック)

文:CLIMBERS編集部
写真:窪田亮

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