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TEAM au 藤井快が大会初優勝!/第3回コンバインドジャパンカップ

TEAM au 藤井快が大会初優勝!/第3回コンバインドジャパンカップ

12月26日~27日、第3回コンバインドジャパンカップ(CJC)が石鎚クライミングパークSAIJO(愛媛県西条市)で開催された。TEAM auからは藤井快(28)が唯一出場し、得意のボルダリングで1位を獲得するなどして総合順位でも1位。大会初優勝を飾った。

コンバインドは、スピード、ボルダリング、リードの順番でスポーツクライミングの3種目を1人の選手が行い、各順位の値を掛け算したポイントの少ない選手が上位となる種目。短期間で3種目をこなせるタフなフィジカル、メンタルが求められる。今大会には男子10名、女子16名が参加した。

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スポーツクライミングのルールは「いまさら聞けないボルダリングの基礎知識 3種目編」で確認。

26日の男子予選、藤井は第1種目スピードで9位と出遅れるも、続くボルダリングで無類の強さを発揮。他選手が完登まで5トライ以上を要した第1課題を卓越したボディバランスで一撃すると、第3、第4課題も1トライで完登し、ボルダリング1位で総合成績でも3位に順位を上げた。リードでも3位と好成績を収め、総合2位で決勝に進出する。

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決勝のスピードは5位で終えた藤井快。

迎えた27日の決勝。第1種目のスピードは、18歳の百合草碧皇(ゆりくさ・あお/埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)が躍動する。今年のユース選手権2冠の百合草は初戦でスピードジャパンカップ2020王者の土肥圭太(20/鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)に勝利すると、さらに同3位・竹田創(18/仙台城南高等学校)との対決でも白星を挙げ、ビッグファイナルでは互いにスリップする中で大政涼をノックアウト。この種目では格上の選手に3連勝して、1位を確定させた。優勝候補筆頭の藤井は、初戦で敗れるもその後は2連勝し、5位で次のボルダリングに望みを繋いだ。

ボルダリングは第1課題から明暗が分かれる。体力を吸う強傾斜課題を、5番手の土肥が一撃で初登。さらに7番手の藤井も流れるようなムーブで一撃して、この2人が1位争いの先頭に立つ。スタティックな第2課題では、竹田が残り約10秒で完登すると、土肥も連続完登。藤井は足場が安定せずに、未完登となった。

勝負の第3課題は、勢いに乗る竹田がパワーでねじ伏せて登り切り、雄たけびを上げる。1位を決めたい土肥は途中で力尽き、完登ならず。すると藤井が1トライで難関を沈め、完登に要したアテンプト数で土肥を上回り1位を獲得した。総合順位でも藤井が5ポイントで暫定首位に浮上する。

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ボルダリングで難関の第3課題を1トライで攻略し、総合1位に浮上した藤井。

最終種目リードは、高度41以降のムーブがカギを握った。土肥、今泉結太(20/茨城県山岳連盟)、百合草は体力が消耗する中で下半身が安定せず高度42へのムーブを起こして落下したが、続いて登場した藤井は足場もしっかりと決めてから高度42に到達。最終的には42+をマークしてこの時点での最高高度を計測し、優勝は揺るがない状況となった。

藤井はCJC初戴冠。2021年1月からプロクライマーとしての活動をはじめる28歳が、コロナ禍の1年を見事に優勝で締めくくった。2位には樋口純裕(28/佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)、3位には百合草が入った。一方の女子では、野中生萌(23/XFLAG)が予選、決勝ともに1位で圧勝。大会2連覇を果たしている。

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藤井は最終種目のリードで完登に迫る成績を残し、2人の競技を残して優勝を確定させた。

藤井快選手 コメント

「今は素直にホッとしていて、とても嬉しく思っています。スピードは10月頃からしっかり練習してきたので自信はありましたが、本番の緊張感と、久しぶりのスピードの試合ということで体が動きませんでした。悔しかったですが、ボルダーで集中して、ぎりぎりで1位を取ることができたので良かったと思っています。色々あった2020年でしたが、最後の最後の試合に出ることができ、皆さんの応援のおかげで優勝することができました。本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします」

男子決勝

1位:藤井 快(28/TEAM au)
   15ポイント(S 5位/B 1位/L 3位)
2位:樋口 純裕(28/佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
   32ポイント(S 8位/B 4位/L 1位)
3位:百合草 碧皇(18/埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)
   35ポイント(S 1位/B 7位/L 5位)
4位:今泉 結太(20/茨城県山岳連盟)
   60ポイント(S 3位/B 5位/L 4位)
5位:土肥 圭太(20/鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)
   72ポイント(S 6位/B 2位/L 6位)
6位:竹田 創(18/仙台城南高等学校)
   84ポイント(S 4位/B 3位/L 7位)
7位:清水 裕登(25/愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)
   84ポイント(S 7位/B 6位/L 2位)
8位:大政 涼(18/愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)
   128ポイント(S 2位/B 8位/L 8位)

女子決勝

1位:野中 生萌(23/XFLAG)
   2ポイント(S 2位/B 1位/L 1位)
2位:倉 菜々子(20/愛知県山岳連盟)
   18ポイント(S 1位/B 3位/L 6位)
3位:谷井 菜月(17/橿原学院高等学校)
   56ポイント(S 7位/B 2位/L 4位)
4位:滝口 萌(17/福島県山岳連盟)
   70ポイント(S 5位/B 7位/L 2位)
5位:青柳 未愛(17/東京都立府中東高等学校)
   72ポイント(S 3位/B 8位/L 3位)
6位:菊地 咲希(18/日新火災)
   120ポイント(S 4位/B 6位/L 5位)
7位:中村 真緒(20/青山学院大学)
   210ポイント(S 6位/B 5位/L 7位)
8位:森 秋彩(17/茨城県山岳連盟)
   256ポイント(S 8位/B 4位/L 8位)

※上段左から順位、氏名、大会開催日時点の年齢、所属
※下段左から各種目順位の値を掛け合わせた総合ポイント、各種目順位(S=スピード、B=ボルダリング、L=リード)

文:CLIMBERS編集部
写真:窪田亮

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