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TEAM au 野口啓代が準優勝!/第33回リードジャパンカップ

TEAM au 野口啓代が準優勝!/第33回リードジャパンカップ

8月9~11日、第33回リードジャパンカップ(LJC)が岩手県営運動公園スポーツクライミング競技場(盛岡市)で開催された。TEAM auからは男子で楢﨑智亜、藤井快、女子で野口啓代、伊藤ふたばが決勝に進出し、野口が準優勝を飾った。

LJCは当初、3月に埼玉県加須市での実施が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により2度延期。開催地を変更し、国内大会としては2月のスピードジャパンカップ以来、およそ半年ぶりの大会開催となった。さらに競技に使用するロープの持参、ラウンド間の消毒作業などの感染防止対策が行われ、その一環として無観客での実施となった。

大会初日は大雨の中での男子予選となったが、楢﨑明智も含めたTEAM au男子3人がいずれも上位26名に入って準決勝に進出。楢﨑智亜は試技1本目で完登を記録する上々の内容で首位発進となった。

前日から一転、強い日差しと暑さが選手たちを苦しめた2日目は、午前の女子予選で野口が予選課題2本を完登し単独首位。ボルダリング、スピードに続くジャパンカップ3連勝を狙う地元出身の伊藤も危なげない登りで準決勝に駒を進めた。

午後に行われた男子準決勝では、予選を通過ラインぎりぎりの26位で突破し、1番手で登る藤井が35+をマーク。この記録がそのまま最高高度タイとなり、2位となる。5位の楢﨑智亜とともに決勝行きのチケットを掴んだ。楢﨑明智は15位で残念ながら敗退となった。

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連続真夏日となった最終3日目。午前の女子準決勝では、野口、伊藤がここでも上位につけるパフォーマンスで決勝に進出する。これでTEAM auは男女2人ずつがファイナリストに名を連ね、メダル獲得に期待が高まった。

男子決勝は、28手目でジャンプするランジパートを成功できるかが課題攻略のカギを握った。ファイナリスト8名のうち半数はここで脱落。藤井もこの核心部の餌食となってしまい、高度28+で競技を終えた。一方でランジなどのダイナミックなムーブを得意とする楢﨑智亜は成功。ゴールまであと3手に迫る高度35+で終了し、暫定3位で最終競技者の結果を待った。

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最終競技者は準決勝1位の西田秀聖。これまでボルダリングで多用されるダイナミックなムーブを苦手としていたことから、ランジなどを中心にボルダリングの練習時間を増やしてきたという西田は、時間をかけながら着実に高度を上げていくと、例のランジパートと対峙する。オブザベーションした際の心境は「出たか、という感じだった」というが、力をためて繰り出したダイノは見事に決まった。さらに粘り強く登り進めると、最終38手目もしっかりと保持。決勝の最終競技者が唯一の完登を決めて優勝をさらう結果となり、西田は昨年のリードW杯ブリアンソン大会に続き国内でもリード王座に輝く。楢﨑智亜は4位で表彰台にわずかに届かず。藤井は5位だった。

大会の締めくくりとなる女子決勝は、いきなりの完登劇で幕を開けた。1番手・平野夏海が巧みにムーブを重ね、次代を担う18歳が後続に大きなプレッシャーを与える。2番手には伊藤が登場。終盤に到達するが、体力の底がついてフォールしてしまい、TOPまであと3手の40+に終わって3冠の夢が潰えてしまう。

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初決勝の16歳・柿崎未羽(みう)が会心の登りで準決勝順位へのカウントバックにより暫定首位に躍り出たあと、野口に競技の順番が回ってくる。大会連覇がかかる野口は落ち着いて高度を上げていくと、ついにTOPへと手をかける。その際に姿勢を崩したように見えたが、絶妙なボディバランスですぐさま修正し、ここでもカウントバックが適用されて暫定首位に立つことに成功する。

最後には昨年のクライミング世界選手権八王子リード種目で野口の記録を更新する日本史上最年少での銅メダルを獲得した森秋彩が登場。「雰囲気で完登が出ているのはわかっていたので、絶対に登らないといけないと思った。そこで守りに入らず、攻めの登りができた」と話した森は、戸惑うことなく優勝への道をたどり、難なく完登。本ラウンド3度目のカウントバックが適用され、野口を抜いて準決勝1位だった森が2年ぶりの優勝となった。連覇を阻まれた野口は2位で準優勝。地元優勝、3冠達成とはならなかった伊藤は7位に終わった。

今大会でのTEAM auの優勝はならなかったが、野口の実家敷地内に誕生した「au CLIMBING WALL」での練習をはじめ、さらなるレベルアップを図り、再び表彰台に並び立つ今後の彼らの姿に期待したい。

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野口啓代選手 コメント

「予選からずっと体の調子が良く、こまめな水分補給などで暑熱対策も出来ていたし、久しぶりの大会でしたが試合勘も良かったです。決勝は完登者が多く、絶対に自分も登らないといけない状況だったので暑さの中でもしっかりと集中した登りが出来ました。来年はもっと暑い中での大会になる可能性もあるので、今しかできない"暑さに慣れる"トレーニングもしていきたいと思います。無観客試合は寂しいなと思っていましたが、沢山SNSなどで頂いた応援メッセージでも後押しされました。応援の力の大きさを改めて感じた大会になりました。私にとっては1戦1戦が最後になっていくのでコロナ禍での大会開催に感謝をしています。今後大会の予定は未定ですが、どの大会でも常に自分のベストが出せるようにしていきたいと思います。」

伊藤ふたば選手 コメント

「半年ぶりの大会、とても楽しめました。予選、準決勝と自分の中で納得のいく登りではなかったので決勝ではこれまでやってきたことを出し切ること、と気持ちを切り替えました。結果は7位でしたが地元盛岡の大会で決勝に残ることができてよかったです。少しオフをとって、リードは持久力をつけるトレーニングをふやし、またボルダリングも集中的にやっていきたいと思います。3種目すべてをレベルアップできるように気持ちを切らさず、強くなるための時間と思って頑張りたいと思います。今回暑い中、コロナ対策をしながら大会を運営してくれた方々にも感謝しています。LIVEで応援してくださった皆さん、ありがとうございました」

楢﨑智亜選手 コメント

「海外のリードスペシャリストに比べ僕はリードのスキルが劣っているので、『au CLIMBING WALL』が出来てからリードのトレーニング強度を上げて取り組み、その成果を大会で発揮して自信にしていこうと思っていました。決勝はムーブの選択ミスがあったり、上体が浮いていて足がスリップしたのですが、課題だった持久力は成果が出ていて、まだまだ壁の中で余裕がありました。久しぶりに表彰台を逃す大会になりましたがトレーニングの結果が感じれました。これからはムーブのチョイスやクリップ、レストの技術などをもっと重点的にやっていきたいと思っています。大会で久しぶりに会った選手や実力をつけてきている若い選手からも刺激をもらったので、次の試合がいつになるか分かりませんがもっと僕自身も成長していきたいと思います。応援ありがとうございました」

藤井快選手 コメント

「決勝は核心で振り落とされる形になってしまって、下部からのダメージをそのまま引きずってしまうという、いい展開ではない状況のまま終わってしまいました。ところどころで止まらないといけないようなシチュエーションがあったのに、そこで上手く立て直せなかったり、一息つけなかったところもありました。昨日(の準決勝)と違ってテンポを上手く作れませんでした。大会に向けた練習がまだまだ追い込めたと思うので、足りなかった練習量を次に向けてカバーしていきたいと思います」

楢﨑明智選手 コメント

「いいところがなく終わった大会でしたが、このままでは終われないと思っているので、この悔しさ忘れずにトレーニングやっていきます。雨や暑さ、みんな同じ状況で結果を出しているので、僕もどんな環境でも自分を見失わずクライミングができるようにしたいです」

男子決勝
1位:西田 秀聖(奈良県山岳連盟)/TOP
2位:吉田 智音(奈良県山岳連盟)/36+
3位:田中 修太(新潟県山岳協会)/36
4位:楢﨑 智亜(TEAM au)/35+
5位:藤井 快(TEAM au)/28+ ※準決勝2位
6位:村下 善乙(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/28+ ※準決勝3位
7位:樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/28+ ※準決勝4位
8位:緒方 良行(-)/28+ ※準決勝6位
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15位:楢﨑 明智(TEAM au)

女子決勝
1位:森 秋彩(茨城県山岳連盟)/TOP ※準決勝1位
2位:野口 啓代(TEAM au)/TOP ※準決勝3位
3位:柿崎 未羽(東京都山岳連盟)/TOP ※準決勝5位
4位:平野 夏海(国士舘高等学校)/TOP ※準決勝8位
5位:谷井 菜月(橿原学院高等学校)/40+ ※準決勝2位
6位:小池 はな(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/40+ ※準決勝4位
7位:伊藤 ふたば(TEAM au)/40+ ※準決勝7位
8位:阿部 桃子(神奈川県山岳連盟)/39+

※左から氏名、所属先、決勝成績

取材・文:CLIMBERS編集部
写真:窪田亮

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