2019 SUPER GT REPORT 第8戦(最終戦) ツインリンクもてぎ

2019 SUPER GT REPORT
第8戦(最終戦) ツインリンクもてぎ
< 予選 >

2019年11月2日(土) 来場者:20,500人  
天候:晴れ

2019年SUPER GTシリーズはこの第8戦で最終戦となる。前戦の第7戦からニューエンジンに積み替えているLEXUS TEAM au TOM'Sの36号車は、練習走行の走り出しから安定した速さを維持し、予選に臨んだ。Q1を突破し、8台によるQ2のタイムアタックでベストタイムを叩き出し、第3戦(鈴鹿)以来、今シーズン2回目のポールポジションを獲得した。鈴鹿では、ポールトゥウィンを飾っており、2勝目に向けて一気に士気が上がった。

  • ・ 中嶋一貴がQ1を担当。5番手のタイムでQ2への進出を果たした。
  • ・ Q2を担当する関口雄飛に対して、中嶋はマシンの状況を細かに伝えた。
  • ・ 中嶋のフィードバックによりQ2に向けマシンのセットアップを変更して関口はコースインした。
  • ・ セッション終盤関口は、1分35秒台に突入しトップに立つ。そして、ポイントランキングトップの同じくLEXUS LC500の6号車がセッション終了間際に35秒台に突入してきた。
  • ・ その差、0.035秒。6号車を抑えてポールポジションを獲得した。
Driver Car No. Qualifying 1 Qualifying 2
中嶋 一貴 36 P5
  1. 1’36.841
P1
  1. 1’35.964
関口 雄飛
天候 / 路面 気温 / 路面温度
晴れ / ドライ 19℃ / 23℃〜25℃

中嶋 一貴 36号車ドライバー

「今日は、練習走行の走り出しから悪くはなかったですね。しかし、Q2へ進出は果たしたけれど、Q1のタイムではポールポジション獲得はちょっと難しいかなという感じだったので、そこから状況を伝えマシンのセッティングを変えました。Q2で雄飛(関口)が頑張ってくれました。この最終戦は、予選結果を見てもLEXUS同士の戦いになると思います。チームメイトの37号車はチャンピオンを獲得できるチャンスがありますが、我々は、チャンピオン争いとは関係ないところにいます。決勝では、周りはあまり気にしないで、自分たちのレースをして、勝てる時には勝とうと思います」

関口 雄飛 36号車ドライバー

「一貴君がQ1を走り終えタイムを見たら、トップから結構離れていたので、どうなるだろうと思っていたのですが、そこからエンジニアとも相談しセッティングを変えてもらいました。Q1でオーバーステアだったものを修正してもらったのですが、それが良かったです。常に自分ができることをやろうと思っているので、ポールポジションを獲得できて良かったですね。僕らはチャンピオン争いとは関係ないので、チャンピオン争いをしている人たちとはレースしないようにレースの最初からぶっちぎって勝ちたいと思っています」

東條 力 36号車エンジニア

「トムスチームにとって37号車チャンピオン獲得という目標があります。その中で23号車がポールを獲得するとライバルが一つ増えるのを我々が阻止できたのは良かったですね。勿論、皆より少しフレッシュな2レース目のエンジンの好調さもあります。しかし、それ以上に二人のドライバーがとても良い仕事をしてくれました。そして雄飛のタイムがすごく速かったです。一貴のQ1におけるマシンのインフォメーションが的確でしたから、そこを直してQ2でアタックして獲得したポールです。チームメイトの37号車にはチャンピオンを獲得してもらいたいですが、我々も勝ちたいので、ポールから快走して今シーズン最後のレースを勝利で締めくくりたいと思っています」

伊藤 大輔 36号車チーム監督

「一貴からのインフォメーションがとても的確でした。それを雄飛とエンジニアに伝え、Q2へ向けセットアップを変更したことでタイムアップすることが出来、ポールポジションを獲得できました。ノーウエイトの最終戦でポールポジションを獲得できるということは、本当の速さを示すことができるということなので、このポールポジションの価値は高いですね。そして、2シーズン目のドライバー二人のコミュニケーションが高いレベルであると再認識しました。短い時間の中でセットアップを変更し、それがバッチリと決まったというチーム力の高さも示すことが出来ました。鈴鹿でもポールから勝っています。同じように今シーズンの有終の美を飾りたいですね」

舘 信秀 総監督

「雄飛が一発でポールポジションをゲットしてくれました。一貴からのインフォメーションでセットを変えてそれが的中したということでした。これに37号車も続いてくれたら、なお良かったですが、それは叶わなかったです。決勝は37号車も上がってくるだろうから1-2フィニッシュでシーズンを締め括りたいですね。そして37号車がチャンピオンを獲得できたら最高です。ポイント争いが熾烈ですから、決勝は面白いレースになると思います」

2019 SUPER GT REPORT
第8戦(最終戦) ツインリンクもてぎ
< 決勝 >

2019年11月3日(日) 来場者 : 35,500人  
天候 : 曇り

今季2回目のポールポジションからスタートを切ったLEXUS TEAM au TOM'Sの36号車は、快調なスタートダッシュで序盤から後続を引き離した。トップの座を維持しながらドライバー交代しレースに復帰。しかし、レースの中盤からゴールまでの燃費を考え、ややペースダウンせざるを得なかった。チームメイトの37号車に先行を許し、その後6号車に差を詰められる苦しい展開となってしまった。37号車のチャンピオン獲得をサポートしたかったが、6号車とのバトルの末に3位へ後退、今シーズンの最終レースを終えた。年間ランキングは7位。

  • ・ 中嶋一貴がスタートドライバーを担当した。
  • ・ 37号車が6周目に2位へ順位アップしてきて序盤からトムスチームの1-2体制を築くことができた。
  • ・ 19周を終えピットイン。関口雄飛にドライバー交代し再びコースイン、トップに立った。
  • ・ トラフィック処理とゴールまでの燃費を考えたペース配分が必要となり、ペースが上げられずに37号車に迫られる展開となる。
  • ・ 32周目に37号車の先行を許した後、序盤で順位を落としていた6号車も3位へ上がってきて追われる状況となった。
  • ・ 37号車のチャンピオン獲得をサポートするには2位確保をしなくてはならなかったが、37周目の最終コーナー立ち上がりで6号車に並ばれ、2台は接触しながらコーナーのイン側にコースオフしてしまった。幸い、2台ともにストップすることなくコースへ復帰できたが、その際に先行されてしまった。
  • ・ 3位で今シーズン最終戦をフィニッシュした。
Driver Car No. Race Result / Fastest Lap
中嶋 一貴 36 P3
  1. 1’39.169
  2. 1’40.106
関口 雄飛
天候 / 路面 気温 / 路面温度
曇り / ドライ 19℃〜20℃ / 24℃〜26℃

中嶋 一貴 36号車ドライバー

「自分のスティントは問題なく、序盤は2位以下を引き離すことができました。(GT300の)トラフィックが出始め、そして黄旗の巡り合わせが悪く、2位に上がってきた37号車との差が縮まってしまいましたね。ドライバー交代後もトップに立てたのですが、その後はペースが上がらない展開となって首位を奪われました。37号車のサポートもできず、チャンピオン獲得に貢献できませんでした。雄飛も苦しい展開の中で頑張っていたと思います。やはり6号車は速かったです。37号車もチャンピオンに値する活躍をしたシーズンでしたが、最後は運もあったかもしれませんね。今シーズン、1勝は出来ていますが、シーズンをとおして安定した結果が残せなかったです。良い時と悪い時の差が多すぎて、チャンピオン獲得にも絡むこともできなかったです」

関口 雄飛 36号車ドライバー

「一生懸命に6号車を抑えていたのですが、最後には並ばれて、ドンッと来て、ちょっと押し出されるようなかたちになり2台ともにコースオフしてしまいました。状況は微妙でしたけれど、<レーシングアクシデント>という検証結果だったので、それに従います。最終コーナーに入るまでは後ろにいたはずなのに、気がついたら横にいました。それが不思議です。トラフィックでペースが上げられなかったのと、途中から燃費走行の指示も出て、苦しい展開になってしまいました」

東條 力 36号車エンジニア

「終わってみれば3位。予選の展開までは思いどおり、良い状況でしたけれど、決勝は燃費とか思い描いたようなレースができませんでした。37号車のチャンピオン獲得もサポートすることができなかった。鈴鹿でポールトゥウィンを達成できましたけれど、他のレースではエンジントラブルが起きたり、うまく歯車が噛み合わないシーズンでした。来シーズンからは車両が変わります。すでにテストは始まっていて、手応えを感じています。来シーズンは開幕戦から勝てるように、このオフシーズンでしっかりとテストしてニューマシンを仕上げたいと思っています」

伊藤 大輔 36号車チーム監督

「スタート直後は思いどおりのレースができていたのですが、その後はそれができなかったです。一貴のスティントの後半からGT300クラスのトラフィックがあって、その巡り合わせが本当に悪かったですね。37号車が2位に上がってきて、そして上位陣がピットインを早めにする中、こちらも合わせざるを得なくて、雄飛のスティントが長くなってしまいました。給油に関しては、ギリギリまで攻めていたつもりはなかったのですが、計算上苦しくなるのでペースをコントロールしました。ドライバーに難しい走行を強いてしまって申し訳なかったです。2勝目を目指したのですが、思いどおりには行きませんでした」

舘 信秀 総監督

「今季2度目のポールポジションから序盤のトップ走行までは予定どおりというかとても良い展開でした。トムスとして1-2フィニッシュを描いていましたが、そうはうまくいきませんでした。6号車を最後まで押さえ切れれば、良かったですが無理でした。それにしても山下選手の速さは際立っていましたね。素晴らしい。F3時代はトムスのドライバーだった彼がチャンピオンを獲得しました。ある面では彼の成長を嬉しく思います。来シーズンは新たなスープラでチャンピオンを目指します。最後にシーズンをとおしてサポートしていただいた皆様に感謝いたします。ありがとうございました」