日本一を決める決勝大会への切符を手にしたのは!?高校対抗eスポーツ大会「STAGE:0」ブロック代表決定戦

2020年8月29日(土)から8月30日(日)にかけて、高校対抗のeスポーツ全国大会「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2020」(以下、STAGE:0)のブロック代表決定戦 決勝戦が行われた。

"eスポーツの甲子園"として盛り上がりを見せる「STAGE:0」は、昨年の第1回大会に続く、2度目の開催。昨年と同様に、『リーグ・オブ・レジェンド』、『クラッシュ・ロワイヤル』、『フォートナイト』の3タイトルが採用され、3部門を合わせたエントリー総数は、昨年のエントリー実績を大きく上回る、全国1,779校、2,158チーム、5,555名に達した。

新型コロナウイルス感染症拡大による影響で、今年は高校における各種大会の中止や延期が相次いだ。そうした状況下で、遠隔での対戦が可能なeスポーツの特長を活かし、「STAGE:0」第2回大会は、オンラインで実施されることが決定した。

オンラインで開催される大会では、試合に臨む選手たちの表情が見えないことが難点となる。そこで、本大会のゴールドスポンサーであるauは、全国各地から参加する選手たちのもとへスマートフォン端末を配布。大会配信では「MULTI VISION by au」を通じて、選手たちの表情が映し出された。試合前後の選手たちへのインタビューも「MULTI VISION by au」を通じて行われた。

各選手をつなぐこの「MULTI VISION by au」はXperia、Galaxy、AQUOS、OPPO、ZTE、TORQUEの協力のもと実施された

この日は、『リーグ・オブ・レジェンド』部門と『クラッシュ・ロワイヤル』部門で、各地域ブロックの予選ラウンドを勝ち抜いたチームが激突。日本一の高校生チームを決める決勝戦への出場をかけて、熱い戦いが繰り広げられた。

新星チームの登場、そして前回王者の圧倒的な実力

『リーグ・オブ・レジェンド』は、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)と呼ばれる5人1組のチーム対戦型PCゲーム。プレイヤーはチャンピオンと呼ばれるキャラクターを操作し、相手本陣の攻略を競う。勝つためにはチームの戦略と連携が不可欠で、5人のチームワークが鍵となる。

『リーグ・オブ・レジェンド』部門のブロック決勝には、第1回大会にも出場した経験を持つチームが多く勝ち残った。その中で、初出場ながら番狂わせの熱戦を見せたのは、中部ブロックの県立岐阜商業。対戦相手となった松本工業は、昨年全国ベスト4の実績を持つチームだ。

ピック&バンフェーズで、相手に使用させないチャンピオンと自分が使用するチャンピオンを選択する

ピック&バンフェーズの時点で、まるでプロチームが組んだかのような、県立岐阜商業のチャンピオン構成が目を引いた。それを使いこなすには相応の練習が必要となるが、試合が始まるやいなや、練習期間わずか10ヶ月とは思えない見事なプレイが続く。激しい駆け引きの末、ついには松本工業を制し、「真のダークホースはここにいた」とキャスター陣を唸らせた。

県立岐阜商業の集団戦を勝ち切るプレイヤースキルや、大局を捉えた試合運びが光った

一方で、実績通りの力を見せたのは、前回王者に輝いたN高。昨年から3人のメンバーチェンジが行われたが、プロゲーミングチーム「Rascal Jester」の練習生であるShakeSpeare選手も加わり、盤石の体制となった。何とか食らいつこうとする柳川に対し、N高は一瞬の隙も与えることなく圧巻の勝利を見せつけた。

試合開始わずか2分半で柳川からキルを奪ったN高。その後も逆転のチャンスを与えなかった

なお、決勝戦へと勝ち進んだ県立岐阜商業とN高は、両チームとも1人ずつ女性プレイヤーが参加している(県立岐阜商業の黒猫317選手、N高のShakeSpeare選手)。昨年の決勝戦は出場者全員が男性プレイヤーだったが、今年は女性プレイヤーの活躍にも注目が集まりそうだ。

チームの絆で勝利を掴んだ、白熱の逆転劇

『クラッシュ・ロワイヤル』は、最大8枚で構成されるキャラクターのカードデッキを駆使し、お互いのタワーを攻めるリアルタイム対戦型モバイルゲーム。事前のデッキ構築における戦略性や、3分間の試合の中で求められる瞬時の判断力が見どころとなる。

3人1組のチームで戦う『クラッシュ・ロワイヤル』部門では、1対1の試合をBO3で行い、2ゲームを先取したチームの勝利となる。『リーグ・オブ・レジェンド』部門に比べ、『クラッシュ・ロワイヤル」部門のブロック決勝には、今年初出場のチームが多く勝ち進んだ。

昨年に続く2度目の出場となる三田国際学園と、今年が初出場の開成

中でも、最もハイレベルな試合となったのが、ブロック決勝のトリを飾った関東②ブロックの三田国際学園と開成の対決だ。『クラッシュ・ロワイヤル』のゲーム内には、プレイヤーの強さを示す1つの基準にトロフィーの数があるが、世界でほんの一握りのプレイヤーしかたどり着けない8000超えを達成した選手3名を含むマッチアップとなった。

最高トロフィーが8000を超えるプレイヤーは、三田国際学園のice l Entrance選手(8352)、開成のかM選手(8245)とヨッシー選手(8092)。事前情報だけを見れば開成の方が有利に思えるが、これをひっくり返したのが三田国際学園だった。

開成のかM選手は相手がエアバルーンを使うことを読み、それを封じるデッキで勝利

1ゲーム目は、お互いに譲らず3マッチ目に突入するが、かM選手のデッキ読みが功を奏して開成の勝利。2ゲーム目は強豪プレイヤーのice l Entrance選手が連取し、三田国際学園が勝利した。運命が託された3ゲーム目は、お互いに完璧な攻めと守りを見せるギリギリの激戦が続き、3マッチ目までもつれ込む。

チームメイトに教わった"ロイホグ三銃士"デッキで、かんな選手が決勝大会進出を決めた

そして、最後の1戦を制したのは、三田国際学園のかんな選手。最高トロフィーで1000近くも差がある敵を打ち破っての勝利となった。かんな選手が使用したのはチームメイトのice l Entrance選手が得意とするデッキで、アドバイスを受けて練習していたという。チームの力で勝利をたぐり寄せ、決勝大会への切符を手にした。

日本一の高校生チームを決める、決勝大会の舞台へ

「STAGE:0」決勝大会は、2020年9月19日(土)から9月22日(火・祝)にかけてオンラインで行われ、ここまでの戦いを勝ち抜いたチームが力の限りを尽くしてぶつかり合う。「STAGE:0」第2回大会の頂点に立つのは、はたしてどのチームとなるのか。高校生たちの熱き戦いを、お見逃しなく。

『リーグ・オブ・レジェンド』部門 試合結果

■北海道ブロック
星槎国際帯広 star raft B VS 札幌新陽 e-Sports研究部(WIN)

■東北ブロック
東北学院榴ケ岡 PCGs(WIN) VS 東北学院榴ケ岡 変人の集い

■中部ブロック
松本工業 つけマグロ丼 VS 県立岐阜商業 県岐商eスポーツ部(WIN)

■関西ブロック
アートカレッジ神戸 アートカレッジ神戸A VS ルネサンス大阪 LateDogs(WIN)

■中国・四国ブロック
岡山共生 eスポーツ部A(WIN) VS おかやま山陽 そろそろ勝ちたい

■九州・沖縄ブロック
柳川 柳川高校 VS N高 KDG N1(WIN)

■関東①ブロック
ルネサンス 野菜鶏檸檬味 VS クラーク記念国際 秋葉原 Yuki飯食べ隊(WIN)

■関東②ブロック
クラーク記念国際 秋葉原 Sesa飯食べ隊 VS 都立国際 Team Alt+F4(WIN)

『クラッシュ・ロワイヤル』部門 試合結果

■北海道ブロック
北広島 Deers(WIN) VS N高 NHL

■東北ブロック
東北学院 小4(WIN) VS 宮城県農業 Power of Hope

■中部ブロック
県立丹羽 会心の一撃 VS 四日市中央工業 モブですけどなにか?(WIN)

■関西ブロック
京都教育大学付属 山田軍団 VS かわち野 凪〜nagi〜(WIN)

■中国・四国ブロック
広島大附属 ファイスピにレイジを注ぐ(WIN) VS 宇部高専 タルタルチキン

■九州・沖縄ブロック
福岡大学附属大濠 ぽにぽにゆーとぴあ VS N高 Nexus(WIN)

■関東①ブロック
開成 暗闇のパンケーキの会(WIN) VS 平塚中等教育 GUCCIしか勝たん

■関東②ブロック
三田国際学園 翠雲(WIN) VS 開成 Milkyway